永代供養後はお仏壇とお位牌はどのように処分するべきなのか、はじめての経験では全く見当がつかないことです。そこで、お仏壇処分に関してのノウハウについて詳しく解説していきます。
永代供養とは、子孫の代わりに供養を永続的に続けてくれるお寺や霊園などにお願いして供養と管理をしてもらうことをいいます。永代は一般的に30~50年間ほどで、永久ではありません。期間を過ぎると合祀墓と呼ばれるお墓へ移され、そこで供養されます。
永代供養であれば、お寺や霊園の方できちんと供養していただけますが、故人に縁のある方が生きているうちに供養ができないというのは、寂しいものです。
このような理由から、永代供養をお願いしたからといって仏壇や位牌を持たなくていいということにはなりません。身近で故人を偲び、感謝を述べる気持ちはとても大切です。
そのためにも、仏壇や位牌は残しておいた方が良いでしょう。スペースの問題で仏壇を置くのが難しければ、位牌だけでも問題ありません。
永代供養後のお仏壇はどうしたらいいのか、解説します。
仏壇の継承ができる家族がいるならば、管理してもらうのが両者にとっても良い手段といえます。ただ、仏壇となるとスペースの問題も発生します。自宅に置くスペースが無い場合には、仏壇を新しくする必要も出てきてしまいます。
お仏壇の管理者がいなければ、お仏壇を処分する方法になります。
仏壇は、魂抜きをした後粗大ごみに出したり、お寺でお焚き上げをしてもらうことになります。
お仏壇を処分するには「魂抜き」と呼ばれる供養をしてから処分するという流れになります。
閉眼供養を行っていない場合は引き取ってもらえないこともあるので注意しましょう。
ここではお仏壇の具体的な処分方法を紹介します。
場合によっては閉眼供養と一緒にお仏壇の引き取りをしてもらえることもあります。
引取してもらう場合には、お焚き上げや引き取り料金以外にもお布施としてそれなりの金額を包むことになります。相場が無いため数十万円と高額になる場合も想定しないといけません。
最も多く選ばれている方法が、仏壇店で引き取ってもらう方法です。仏壇・仏具のプロなので、扱いもスムーズですし、仏壇の中や周辺で使う仏具なんかも一緒に引き取ってもらえます。
費用相場は仏壇の大きさにもよりますが1~10万円程度です。
お仏壇を引き取った後は合同供養でお焚き上げしてくれるところがほとんどです。
リサイクル業者や不用品回収業者の中には仏壇の引取処分を行っていたり、仏壇の引き取り処分を専門とする業者もあります。
仏壇は中古需要があまりないことから、リサイクル品としての買取は期待できませんが、黒檀や紫檀などの希少な木材や金箔の再利用を目的として引き取る業者は少なくありません。
ただし、専門業者以外は供養を行わない場合が多いので、依頼前に事前に閉眼供養を行っておく必要があります。
閉眼供養を行っていれば、仏壇は家具と変わらない扱いになり、自治体が行う回収サービスを利用して粗大ごみとして処分することもできます。
価格は自治体や仏壇の大きさによって異なりますが、数百円~数千円程度とかなり安く抑えることができます。
近所の目が気になるという場合は、自治体のごみ処理施設に直接持ち込むこともできます。
仏壇同様永代供養後の位牌の扱い方も、後継者がいる場合といない場合で異なります。
後継者がいる場合であれば位牌を管理してもらうと良いでしょう。
位牌には魂が込められているため、それに対する供養は十分に可能です。また、一周忌などの年忌法要の際には必要になります。
後継者がいない場合、いくつかの方法が挙げられます。
永代供養は、位牌に対しても行うことができます。ただし、一般的な永代供養同様永久的に管理されるわけではなく、費用もそれなりにかかります。
お位牌を処分する場合は、位牌に込められた魂を抜く「閉眼供養」を行う必要があります。
魂抜きをした後はお寺でお焚き上げをしていただいたり、個人で処分することができるようになります。
お寺にお焚き上げをしてもらう場合は、魂抜きの費用も併せて5千~3万円程度といわれています。
仏壇や位牌を処分するにあたって、無用なトラブルを生まないためにも次の点に注意が必要です。
仏壇は家族だけでなく親族もお参りする場所です。そのため、勝手に処分してしまうと後々「聞いていない」「なぜ勝手に処分したのか」とトラブルに発展する可能性があります。
そうならないよう、事前にこちらの事情や思いを伝え、理解を得ておきましょう。
菩提寺がある場合、継続的に先祖の供養をお願いしてきたお寺だからこそ、事前に話しておくことが大切です。
伝えず処分してしまうと、離檀トラブルへ発展してしまうケースもあります。
仏壇の引き出しの中にはお線香やろうそく、仏具などの他に、家族にとって大切なものが保管されていることが少なくありません。ご先祖様の写真や手記、遺言書や証書類などがでてくるのはよくあることです。
今回は永代供養後の仏壇と位牌の扱いについて解説しました。
仏壇や位牌は永代供養後であっても子孫が代々受け継いでいくことが前提となってはいますが、継いでくれる子孫がいない、仏壇や位牌を置く場所が無いという場合もあります。
それぞれの事情や状況に合わせ、故人を偲ぶためにどのような形をとるのがふさわしいか考えることが大切です。
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